会津の歴史

会津の歴史 · 2019/12/14

会津の風景（１）

２０１９年１２月１４日の福島市から見た吾妻連峰です。雪をかぶる山は一切経山です。手前の河原は摺上川と申しまする。私の小さな時はこのように家は建っていませんでした。橋も木造でその上には砂利が敷いてありました。なんとその上に電車のレールがあったんです。俗に言うチンチン電車です。...

無気力とか知的好奇心はもっとも興味がある言葉です。こういう本があることを知り

ませんでした。もっとも専門の分野で大分勉強しましたが、ひとに説明できるほどの

勉強はしていません。

大学を出ていないからいい先生に会えなかったんです。したがって系統立てて説明は

できないんです。学問の一番厳しいところです。内容は人間の心のことですから、何

でも分かるんですが、説明ができないんです。

ざっと見てみたのですが、効力感なる言葉が出てきます。聞きなれない怪しげな言葉

です。おそらく無力感の反対語のつもりで名付けたんだろうと思います。無力の反対

語は有力ですが、有力感では言葉になっていません。それで効力感なる辞書にも出て

いない言葉が使われるようになったのだと思います。

効力という言葉は薬の効き目などに使われる言葉で、あれは効力があるなどという言

葉は、人間の内面をあらわす言葉ではありません。

われわれの間では効力感なる言葉など話の中に出てきたことがありません。

「ええ！」とびっくりして聞きなおすくらい使いなれたことばではありません。

それを堂々と本文の中で使ってんです。

効力感＝環境に能動的・持続的に働き変える傾向のこと。だそうです。

俺読んで理解できるかなぁ～。同じ著者が「知的好奇心」と「無気力の心理学」とい

う２冊の本を出している。いずれも中公新書。

これなどは大学で学問しないと覚えられないような言葉です。これから読み進むのが

楽しみです。

周りはバカばっかりで、聞いてもちんぷんかんぷんです。結局本で学びました。

人間が長生きできる条件は知的好奇心を満足させることだということは、さまざまな

勉強の結果おぼえました。「生きる」ということです。

これの反対の概念が「酔生夢死」です。酔っ払いのように生きて、夢のように死んで

ゆくという生き方です。一生、ああ～こりゃこりゃだなんつって、眼を赤くして、最

期は肝硬変が悪化して死んでいく人のことです。

生きることは知的好奇心を満足させることだ。ということはちょっと違います。本や

ネットで勉強して、今まで分からなかったことなどが、たちまち氷解して、ああなる

ほど、こういうことだったのかといって満足することです。

こういう作業が知的好奇心を満足させるということです。

５０年前はネットなどありませんから、自分で調べるには、本を読むか人に教わるし

か方法がありません。周りはバカばっかりだから、聞いても何のことだかわかりませ

ん。なにいってんだこの野郎は、などといわれて変わり者あつかいされるのが関の山

です。

思えば福島の人間はバカばっかりで、喜んで原発などを作らせて、放射能だらけにさ

れても、自民党を選び、原発再稼働賛成などと言ってる県民なんです。バカとしか言

いようがないでしょう。

そういう人ばかりの中で７７年よく生きてきたと思っています。

養老先生の本は時々借りてきて読みます。ものを見る目が新鮮ですね。意外な角度か

らものごとを見てんです。さすが解剖学者、脳科学者だと思います。

嵐山光三郎さんは「タモリの笑っていいとも」で名前を知りました。こういう作家と

は思ってもいませんでした。私の二つ上の人です。芭蕉論は秀逸ですね。

いろいろな人の本を見るなどということはかってありませんでした。司馬さんとか、

山本七平さんとか限定した読書で、好きな人、学ぶことに自分の好みがあった人など

が中心でした。だからいろんな分野の本を読むことは新鮮です。